北京旅行 3日目 - 地下鉄, 藩家園, 天壇公園, 胡同, 天安門, 紫禁城など

update: November 25, 2006 | | Trackback (0)
category: travel
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北京旅行3日目。毎日よく歩いています。来てみて思ったのだが北京ってなんとなく秋から冬にかけての方が雰囲気があるような気がする。秋の枯れた風景がなんとなくしみいる感じ。

さて、今朝は夜明け前に動き出す。まずは地下鉄の安定門駅まで歩いてみたのだが、地図上では結構近そうだったのだが、実際歩いてみるとかなりの距離があった・・・。

ということで、タクシーなどを使えば良かったと後悔。北京はバスやタクシーなどが沢山走っていて、とくにタクシーは東京と比べるとかなり安いので、活用しがいがある。てか、東京のタクシーってなんであんなに高いのだろう。北京のタクシーは、中国語ができない場合、僕は止まっているところを助手席からのぞき込んで紙に書いた行き先を示してOKならばそのまま助手席に乗り込んでいました。中国人も結構助手席に乗り込む人が多かったような気がする。安全面はわからないが、僕は危険な目にはあわなかった。むしろメーターを操作してないか見張れたし、ヘンな道に行こうかとしているのを気がつけたのでいい面もあった。まあ・・男性ならばべつに助手席に乗ってもいいんじゃん?と思うのだが。ただ、運転手は道を知らない。なので、紙に場所を書いても結構断る人が多い。

地鉄

安定門駅について地下鉄に乗る。北京の地下鉄は「地鉄」と表示されていて日本人には分かりやすい。再来年に開かれるオリンピックにむけて作られた新しいサービスなので、設備もきれいだし照明も明るくて安全そう。そして構内の天井も無駄に高くて開放感がある。あちこちに駅員がいるし、観光客には利用しがいがあると思う。渋滞関係ないしね。ただびっくりするくらい深いところを通っているのにエスカレーターがのぼりにしかついてない。下りは歩きで下るのだが・・・日本の地下鉄で自分がいかに甘やかされているのかと実感する。

そして地下鉄でなにより面白いのは、こんなにも新しくてきれいな設備なのに切符は窓口で手売りで、改札も人力で人が切符もぎりしていることだ。最初はかなり驚愕した。切符もガムの包み紙みたいにぺらぺらだし・・。そして料金体系も2つくらいしかないのになぜ窓口で買わなきゃいかんのだ・・あまりに自動化すると職がなくなっちゃうからか?とか色々考えてしまう。とにかく人が多い国がやるサービスはある意味手間がかかっている。

藩家園

地下鉄を乗り継いで国貿駅まで。国貿駅は大きな立体交差の交差点に出入り口があってちょっと池尻大橋とか三軒茶屋とかの雰囲気がある。それはさておき。ここでタクシーをつかまえて向かったのは「藩家園」という骨董市場。中国雑貨、骨董、陶器、絵画、書籍、民族衣装やらありとあらゆるものが取引されているのみの市。ちょっと前までは外国人が行くのは危険な場所ともいわれていたらしいが、改装されていまはそうでもなさそう。僕みたいに安くお土産物探すような観光客っぽい人もいたりしました。

僕が気になったのはチベットの宗教画のレプリカとかが売っているエリア。チベットからやって来たと思われる青年達が一生懸命売っていました。あとは、各種アートのコーナーもレプリカだけじゃなくて自分たちの作品を売っている人たちもいたりしてギャラリーのようになっていて楽しかった。あちこち見てまわって気になる絵があったら椅子を出されてお茶を飲みながら漢字で会話したりして過ごす。中国ってこれができるから面白い。外は寒いけど暖かい時間を過ごすことができた。

圜丘殿

藩家園からはタクシーで天壇公園に向かう。タクシーを降りると雨はやんでいたが、ちらほらと雪が舞っているような・・。しかし、そのせいもあって空気は排ガスが落とされて凛としていてきれいに思える。ということで天壇目指して歩いてみる。

天壇および圜丘殿は中国、北京市、崇文区にある史跡で、明・清の皇帝が天に対して祭祀を行った宗教的な場所(祭壇)である。1998年よりユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。

途中にある回廊では老人達がカードゲームをやっていたり、広場では太極拳をやっているグループや合唱をやっているグループなど・・中国の公園というのはスポーツクラブであったり公民館であったり社交場であったりと色んな要素がある。公園というのがここまで活用されていたら、そりゃ投資のしがいもあるってものだろうな。活気があっておもしろい。

天壇

天壇から天安門広場までは歩いて行ってみることにする。

大通りを歩いていてもつまらないので、地図でだいたいのめやすをつけて胡同へ迷い込む。胡同の路地に入り込むと途端に表通りの車の喧噪は消えて、とても静かな路地が続いている。ここらへんの胡同は道が細く入り組んでいるから車も入ってこられないみたいでリヤカーをつけた自転車が廃品回収にまわっていたり、野菜などを並べている雑貨屋さんだとか、子どもが路地で遊んでいたりと、観光用ではない生活感のある胡同だった。路地をあちらこちらに迷い込んでいるのがなんだか楽しくなってくるから不思議なもんだ。

胡同

そのうちに遠くに高い建物が見え始めてきて天安門に近づいてきている感じがしたと思ったら、突然工事現場に出てきた。ここらへんの胡同も取り壊しが進んでいて大通りが町並みを変えつつある。この様子だと何十年かあとにはここらへんも随分様子が変わってしまうのだろうな。なんだか、「ALWAYS 三丁目の夕日」みたいな話しだ。昔の東京ってこんな感じだったのかもな。

胡同

ということで天安門近くの通りに出る。天安門広場はけた違いに広大でいくら歩いても近づけない感じだった・・・。そして観光客向けに色んな物売りとかがいたのだけど、どうも僕は地元の中国人に見られているらしく誰も物売りが声をかけてこない。とても歩きやすいのだがなんだかヘンな気持ちでもある。1989年 6月4日にここで例の天安門事件が起きている。中国ではまだこの事件はタブー(もしくはトラウマ?)となっていて、広場は夜間は特定日を除き立ち入り禁止だし、WEB上にある一切の情報へアクセスができない状態となっている。しかし、日本のジャーナリスト?だとかには、ここでは死者は出ていないという説を出す人もいたりするのだが、ではなんで中国の政府の人たちはこの事件のことをこんなにも伏せたがるのだろうか・・無血でデモを沈静化させることができたのであればそれは政府の名誉だと思うのだけど。

まあ、そんなことは時間が経てばそのうち分かってくることかもしれない。ただ思うのは、あの時点でデモが成功して共産党が倒れていたら、いまの中国は、なし崩し的に国が分裂してきっとオリンピック開催だとか浮かれているような状況にはいなかったかもな。状況はなんにしてもいまの状態は、すごく悲観するほどのことでもないのかもしれない。これから先のことについては分からないけれど。

天安門

全国人民代表大会議事堂(チベットを弾圧している元締め)とかを眺めながら故宮に向かって歩いていく。広場はあちこちに警備兵がいてものものしい。しかしまあ、頭のなかでなに考えていたってそれは自由だものな。

天安門広場ではよくニュースとかで見ることができる、故宮前の定番な写真を撮って故宮のなかへと向かっていく。この建物、想像以上に巨大で広大。もう切符売り場の窓口の前にそびえ立っている門の大きさからして圧倒される。日本にはここまで人を圧倒するような建物ってない気がする。いや、世界的に見てもないかもしれない・・。僕がいままで経験したなかではアンコールワット並に圧倒される。なんだこれは・・。しかし、メインの大和殿は修復中でなかにはいることが出来ず。ううむ・・オリンピック終わって中国がまだ平和だったら、またここに来てみることにするかな。どうせ・・・ここは一度には見ることができないだろうし。故宮では多少高くても音声ガイドを借りた方がいいです。これがないと、分けが分からないのと自分がどこに居るのか分からなくなるような気がする。地図代わりとしても役立つのでガイドは借りた方がいい。

それにしても、ラストエンペラーの溥儀はここに半ば幽閉されていたということだが、こんなにでかかったら圧迫感とかあまりなかっただろうな・・。とにかく広大でびっくりしました。しかし、よく考えてみたらこれって日本で言うなら皇居を開放しているようなものだものな。そりゃでかいわけだよ。そして、故宮の前の城壁からもし毛沢東の肖像画が取り外されたらどんな眺めになったのだろうなあ・・と思ったりした。あれがあるとないとでだいぶ違いそうだ・・・。そして権力者ってやっぱ目立ちたがりだよな。

故宮

故宮でくたくたに疲れていたのだが、お茶を観に行きたかったのでちょっと離れた場所にあるお茶の問屋さんの集まりまで行ってみることにする。ここは島忠みたいなちょっとしょぼいショッピングセンター風な建物の中にお茶屋の茶器を扱っているお店とお茶の葉を扱っているお店だけが入っているというところ。しかし、北京自体の物価が上がっているせいなのか、いい茶葉になると日本で売っている値段を大して変わらない感じだった。プーアール茶とかにいたっては産地である雲南でもっと買ってくれば良かったと思ってしまったくらい・・・雲南だとあんなに安いのにどうしてここだとこんなに高いのだろう・・・。

お茶屋

ということで、長い1日が終わった。。宿に帰るともうへとへと・・。僕がぼーっとしていたこともあり、なんとクレジットカードを落としてしまうという事件が起きてしまった・・・。予備で持って行ってたやつがあったので、ホテルの支払いとかはそちらで済ませたし、日本に帰ってカードの停止したけれど不正利用された形跡もなかったので、そこらへんはホッとしたのだが・・・。旅行をしていて初めての大きなトラブルのひとつかもしれない。

written by sinn
 

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